虫さされ
虫さされの治療・診察
新宿の皮膚科の当院では、虫さされの治療も行っています。
虫さされとは蚊やブヨなどの昆虫に刺されて皮膚が赤く腫れたり、かゆくなったりという炎症を起こすことです。
最近では都市部でもチャドクガの被害が見られるなど、どこで何の昆虫と遭遇するか予想がつかなくなっています。
温暖化にともない生態系が変化している影響もあるでしょう。
いつ発症するか予想できない虫さされですが、当クリニックは予約なしで利用できるのでもしもの場合でも対応可能です。
最初はポツンと赤かっただけの虫さされも放置している間にかきこわして
潰瘍になってしまうこともあります。早めの受診をおすすめします。
西新宿・新宿西口のオフィス街に当院はありますので、新宿駅周辺には、虫は少ないものの、地方へレジャーに行った際、虫刺されで来院される方が多いです。
虫さされの原因
虫さされの原因になる昆虫はじつに様々です。蚊、イエダニ、ノミ、ドクガ、シラミなどの刺されたあとがかゆくなる虫、ブヨ、アブ、マダニなどの痛がゆくなる虫、ハチ、アリ、ムカデ、
ハネカクシのような痛くなる虫の3グループに大別することができます。
虫よけスプレーを使用したり、そもそも虫がいそうな場所に近づかないようにしたりすることも大事です。
しかし、思わぬところで遭遇することもあります。たとえば、昼間干した布団の中に潜んでいた虫に刺されたというようなケースもあるのです。
原因がどんな虫でも皮膚科ならば対応することもできるので、出来るだけ初期の段階で受診してください。
病例
虫さされの症例は何に刺されたかによって異なります。
同じ虫に刺された場合でも、ほとんど反応がない方もいれば、赤く腫れあがってかゆみが止まらない場合もあり、個人差がかなりあります。
ゴルフ場で、ひざから下の脚の部分をブヨに虫刺された女性は、かゆみと赤みでは腫れあがり、時間が経過するとともに、しこりになってしまいました。
しこりになると、元に戻るまで時間がかかります。腫れやすい体質の方は、早めにステロイドの塗り薬を使用することをおすすめします。
虫さされの治療方法
虫さされの治療方法はどの昆虫に刺されたとら、ステロイド剤が配合された外用薬を患部に塗ることがメインです。
虫によってはさらにそこにプラスαの治療を加えることになります。
たとえば、毛虫やドクガなどの毒針毛が皮膚に触れた場合には 粘着テープなどを利用してそっと除去するか水で洗い流してから外用薬を塗るようにします。
また人に張り付いたまま血を吸うマダニは無理にむしりとらず、必ず皮膚科で処置を受けるようにしましょう。
注意が必要なのがハチに刺されて2回目以降の場合です。
強いアレルギー反応が出る可能性があるので、気分に異変を感じたらすぐに救急車を呼びましょう。
虫さされの改善例
虫さされは基本的には必ず改善します。
蚊程度ならば放置したままでも気がついたら治っていることが多いものです。イエダニにたくさん刺された場合などは見た目はブツブツと大変な感じですが、 抗ヒスタミン薬とステロイド剤を配合した外用薬を塗り続ければ数日から10日ほどでかゆみ、赤み、ブツブツともに消えていきます。
ただ、アタマジラミに寄生されても稀にかゆみがなく気がつかない場合もあります。
光沢のある卵で発覚しますが、それからでもきちんと治療をすれば撃退できます。
いずれにせよ、早めの治療の方が治りも良い傾向があるので、おかしいと感じたらすぐに皮膚科を受診しましょう。
費用
虫さされの治療にかかる費用は、3割負担として診察料と薬代あわせて、
2000円前後になります。軽い虫さされ程度で皮膚科に行くのはもったいないと考える人もいるかもしれません。
しかし、もし、すでに何らかの皮膚病をかかえていたり敏感肌だったりアレルギー体質だったりするならば、受診をおすすめします。
診察までの応急処置
虫さされの治療がすぐに受けられない場合でも応急処置でいくらか症状を
緩和することはできます。
蚊ならばそのまま市販のかゆみ止めなどを塗ってしまってかまいません。
次にかゆみを抑えるために患部を冷やします。
氷や保冷剤をタオルに包んであてておくだけでもだいぶ違います。
かきこわすとびらんや潰瘍を作ってしまうこともあり、症状は悪化しがちです。
必ずしっかりとかゆみ対策をして、できるだけ早く皮膚科を受診するようにしてください。
注意点
虫さされに悩まないようにするには虫よけスプレーなどを使用するのもひとつの方法です。
そもそも虫が出そうな草むらなどには近づかないようにするなど、虫さされが悪化しがちな人はとくに注意しましょう。
そうとはいっても、虫との遭遇はどこであるかわかりません。急な虫さされにも対応できる予約不要の皮膚科をホームドクターにしておくというのもひとつの方法です。
肌に疾患を抱えている人ほど虫さされもひどくなりがちです。皮膚の悩みをわかってくれているなじみの医者がいるといないとでは大違いです。