フォアダイス
フォアダイス
フォアダイスとは、普通は毛包と一緒にあるはずの皮脂腺が、毛包とは関係なくできたもので、腹側(下側)または側面にできた黄色い顆粒状のブツブツが、粒状にみえるためにフォアダイス脂腺起とも呼ばれている症状です。
真珠様陰茎小丘疹(Pearly Penile Papules)は、血管や線維の塊などの生理的変化が原因で起こります。
フォアダイス、真珠様陰茎小丘疹共に感染症でなく、悪性のものではないため、特に治療の必要はありません。
原因
フォアダイスのできる原因は実のところ良く分かっておらず、生理現象としてできるため特に予防する術もないのが現状です。
症状
フォアダイスは、脂腺が表皮を透けて見えている状態なので、痛み、かゆみなどの症状はありません。
真珠様陰茎小丘疹は、大きさの揃ったいぼのような脂肪のかたまりが1列ないし2列に並んだ小さなボツボツです。
サイズが1~2㎜以下で大きさがそろっていること、縁にきれいに並んでいることが特徴です。
フォアダイスは成人男性の約60%、真珠様陰茎小丘疹は成人男性の約20%に見られます。
注意点
フォアダイスに似たいぼのできる症状としてコンジローマがあります。
フォアダイスには害はありませんが、コンジローマは若干痛みやかゆみを感じることがあり、いぼが大きくなったり、増えたりします。
コンジローマは、いぼ自体は手術で除去できてもウイルス事態は完全に取り除くことが難しく、少々厄介な病気です。