女性の膀胱炎
女性の膀胱炎とは
女性は膀胱炎にかかる可能性が非常に高く、女性の2人に1人は一生涯の間に膀胱炎を経験するとも言われています。膀胱炎とは膀胱に炎症がおこる病気で、男性ではなく、女性に多いことが特徴です。一度発症すると何度も繰り返すことがあります。
女性の膀胱炎の種類
膀胱炎には以下のようにさまざまな種類があります。
一般的に膀胱炎といわれるのは単純性膀胱炎で急性膀胱炎ともいわれます。機能的・形態的に尿路に異常のない人がなる膀胱炎で女性に多いもので新宿にある当院泌尿器科でも患者様の数が最も多い膀胱炎です。
次に多いのが慢性膀胱炎ともいわれる複雑性膀胱炎で何かしらの基礎疾患を有している場合に起こる膀胱炎です。そのため、基礎疾患を治さないと完治することは少ないです。
他にも何かしらの原因によって膀胱の内膜の内側に炎症が起こり筋肉が萎縮する間質性膀胱炎、膀胱粘膜に袋状の病変が発生する嚢胞性膀胱炎、カビ(真菌)の感染によって膀胱に炎症が起こる真菌性膀胱炎があります。
当院泌尿器科では単純性膀胱炎のみ治療しています。
女性の膀胱炎の原因
当院泌尿器科には、新宿駅周辺や東京都内で働いている女性が多く来院されます。トイレになかなか行けない、冷房が効きすぎている環境ですと、膀胱炎を悪化させやすいといえます。
女性の膀胱炎の症状
膀胱炎の初期症状はトイレの回数が増加し、1回での排尿量が少なくなります。排尿をしてもすっきりとしない残尿感や、排尿後に痛みが現れることもあります。
炎症が強いと、尿が白く濁ったり、血の混じった血尿が出たりすることもあります。
女性の膀胱炎の治療方法
膀胱炎と診断されたら抗生物質の投与が主な治療法となります。膀胱炎の原因は大腸菌が多いため、大腸菌への抗菌作用があるニューキノロン系やセフェム系の抗生物質を使用して経過をみていきます。多くの患者様が1~2日で症状が軽減され、4~5日飲み続けることで改善します。
膀胱炎の治療は抗生物質の選択が非常に重要です。初期治療が大切ですので、排尿時の違和感を感じたら泌尿器科を利用するようにしましょう。
女性の膀胱炎の検査
当院泌尿器科では膀胱炎に対して尿検査を実施しています。簡易検査により10分ほどで結果を判定します。