風邪
風邪とは
風邪(かぜ症候群)とは上気道炎を指しますが原因はウイルスや細菌により引き起こります。ウイルスや細菌が鼻や喉といった気道の上の方の臓器に感染することによって引き起こるのが風邪です。
実は風邪だと思っている症状の中には風邪以外の症状が含まれます。
もっとも多く風邪と呼ばれている症状については上気道炎や気管支炎の病原体の90%近くがウィルスだといわれていることからウィルス性上気道炎が該当します。
原因がウイルスの場合、抗生剤物質は効きませんので咳止めや解熱剤を飲んで安静にしていることが重要になります。
風邪の種類
風邪は大きく分けてウイルス性の風邪と細菌性の風邪の2種類に別けることができます。
細菌性の風邪は比較的症状が長引きするのが特徴であることに対し、ウイルス性の風邪の場合は症状も軽く比較的すぐ治るのが特徴的です。
一般的にはウイルス性の風邪が多いため、5日以上長引く場合には殺菌性の風邪の可能性が高いです
風邪の原因
風邪は、ウィルスが鼻・のどなどの上気道に感染することが原因となります。
主な風邪ウィルスには、風邪全体の30~40%を占め主に鼻かぜを引き起こすライノウィルス、冬に流行し鼻やのどの症状を起こすコロナウィルスなどがあります。
風邪に対するお薬は、のどの痛みには痛み止め、咳止め、鼻水を押さえる薬、痰きりの薬などを処方いたします。
風邪の症状
・咳
咳が頻繁に起こり呼吸が苦しくなる場合には注意が必要です。
・くしゃみ
立て続けに出る場合には注意が必要です。
・鼻水
特に緑色や黄色で混濁している鼻水が出る場合には注意が必要です。
・鼻づまり
通常時には鼻呼吸で行う場合が多いですが、鼻呼吸がつらく口で自然と呼吸している場合には注意が必要です。
・喉の腫れ
強い痛みを伴うようになってしまった場合には注意が必要です。
・5日以上風邪が継続している
病院を受診するようにしましょう。
・発熱
39℃以上の熱が続く場合は病院を受診するようにしましょう。
※基本体温により異なります。
風邪の治療法
症状により、のどの痛み止めの飲み薬、咳止めの飲み薬、鼻水止めの飲み薬、頭の痛み止めの飲み薬、抗生物質の飲み薬、.痰きりの飲み薬と症状に合わせたお薬を使用します。
眠くなりにくい鼻水を止める飲み薬も処方しております。
症状により、のどの痛み止めの飲み薬(ロキソニン、カロナールなど)、咳止めの飲み薬(メジコン、アスベリンなど)、鼻水止めの飲み薬(PL顆粒、アレグラ)、頭の痛み止めの飲み薬(ブルフェンなど)、抗生物質の飲み薬(クラリス、フロモックス、オゼックス、ジェニナックなど)、.痰きりの飲み薬(ムコソルバン、ムコダインなど)、を使用します。
眠くなりにくい鼻水の飲み薬(アレグラ、クラリチンなど)も処方しております。
風邪に効く栄養素・食べ物・飲み物
風邪に効く栄養素
・炭水化物・糖質
エネルギーとなるため風邪に効果的です。
・タンパク質
新陳代謝を高める働き免疫力を高めます。
・ビタミンC
白血球の働きを良くし回復力を高めます。
上記栄養素を含む食べ物
レバー、豚肉、じゃがいも、うなぎ、たまご、生姜、ネギ、ニラ、にんにく、緑黄色野菜、みかん、大根、レモン、きんかん、グレープフルーツ
風邪に効く飲み物
生姜湯、レモン湯、スープ、スポーツドリンク
風邪に効くレシピ
・おかゆ
消化にもよく体をあたためる効果もありますので風邪には効果的です。疲労回復効果のある梅干しをいれるとさらに効果的です。
・煮込みうどん
おかゆ同様に消化にもよく体を温める効果があります。野菜や卵を一緒に煮込むとより栄養素もアップして効果的です。
・果物
気軽にとりたい方はいちごやレモン、キンカン、グレープフルーツなどのビタミンCが多く含まれている果物がおすすめです。
風邪の再発防止方法
・うがい
風邪はウイルスを吸い込んでしまうことで引き起こる可能性が高まってしまいます。海外ではうがいを行うケースが非常に少ないですが、ある日本の大学の調査による、ある一定の期間でうがいをするグループとうがいをしないグループの風邪の発症率を調べたところ、うがいをするグループの方が40%発症率が低下したという研究結果があります。
うがいはまず手を石鹸できれいにした上で清潔なコップでするようにしましょう。はじめはクチュクチュすすぎ口内の食べかすや細菌を洗い流しましょう。その後に口の中に水を含み15秒ほどガラガラうがいをしましょう。その際には喉の奥まで洗浄できるよう意識しましょう。一度だけではなくガラガラうがいは複数回(3~4回程度)行いましょう。
また、頻度としては特に外出先から帰ってきた際には行うようにしましょう。
・手洗い
風邪の多くの原因は手から感染するケースです。ドアノブや電車のつり革、階段の手すり、共有のパソコンなどは使用する人が多い分ウイルスが付着していること多くあります。
ウイルスが手に付着した状態で目や鼻、口に触れることでばい菌やウイルスが体内に侵入・増殖することで風邪はひき起こります。手順としては20秒ほどの流水、石鹸での手洗い、20秒ほどの流水が理想です。
手のひら、手の甲、指先・爪の間、指の間、親指、手首など忘れずに丁寧に洗うようにしましょう。
・マスク
残念ながら細菌やウイルスは非常に小さいため、マスクをしているだけでは感染を防ぐことはできません。ただし、唾液や鼻水が飛び散らなくなるため他者への感染する可能性を下げることができます。
・睡眠
風邪には免疫力を高めることが再発防止には効果的です。免疫は体内でウイルスや細菌に攻撃してくれる効果があります。規則正しい生活をしていないと免疫力は落ちてしまいます。そのため、風邪の再発防止には睡眠が効果的となります。
当院の特徴
新宿の耳鼻科(耳鼻咽喉科)の当院では風邪をはじめ様々な症状の治療を行っています。
また、常勤医師が5名とお待たせしない体制が整っております。夜19まで保険診療は行っておりますため、少しでも風邪かなって感じる方はお気軽に当院までお越しくださいませ。
新宿にある耳鼻科(耳鼻咽喉科)の中でも年間10万人と実績も多数ございますのでご安心してご来院いただければと思います。