咽頭クラミジア

咽頭クラミジアの原因

咽頭クラミジアは自分の喉にクラミジア菌が感染することによって起こります。

咽頭にクラミジア菌が感染する主な原因はオーラルセックスです。オーラルセックスがクラミジア菌の感染源となると理解している人は少なく、感染しないだろうと安易に考えていたり、うがい薬で殺菌すれば大丈夫と思っている人も多く、感染者は増加傾向にあります。

新宿駅周辺にはオーラルセックスのサービスをおこなっている性風俗店もありますが、当然のことながら風俗店以外でもパートナー同士でも感染します。

咽頭クラミジアの症状

咽頭クラミジアの症状は喉の腫れ、痛み、発赤、発熱などの症状があります。

症状は風邪に似ており、自覚症状がほとんどないことから感染者でも気づきにくい場合が多いです。そのため、発見が遅れてしまい気が付いたらほかの人に感染させてしまったということもあります。

家の近所の内科や耳鼻科で風邪と診断されて、実は咽頭クラミジア検査をして初めて判明することあります。

咽頭クラミジアは何科?

咽頭クラミジアは何科にかかれば良いのか迷われている方も少なくありません。

内科や耳鼻科(耳鼻咽喉科)では検査を実施しているクリニックは少なく、性病科などで実施しています。当院は耳鼻咽喉科を標榜しており、予約不要で咽頭クラミジア検査をおこなっています。

近所の耳鼻科では検査をおこなっておらず、当院に受診する方も少なくありません。

咽頭クラミジアの治療方法

咽頭クラミジアの治療は主に抗生剤を内服で行います。

マクロライドという種類に含まれるジスロマックなどを内服します。ジスロマックSR(1回のみ内服)の場合は一度に大量に内服していただきますが、効果は7日間ほど持続します。

内服から3週間後以降に再検査を行い効果を判定します。

咽頭クラミジアの検査

咽頭クラミジアの検査は綿棒で咽頭をぬぐって行う方法と、うがい薬を使用してうがいをし、検査を行う方法があります。

うがい薬のほうが患者様の負担が軽いことや厚生労働省から綿棒を用いた検査よりも検出率が高いというデータが報告されていることから、近年ではうがい薬を用いた検査が増えております。

咽頭クラミジアの保険診療

クラミジアを疑わせる症状があれば保険診療で行うことができます。健康保険証をお持ちいただきますようお願い申し上げます。

症状がない場合は保険診療にはならず、自由診療になりますのでご注意ください。

咽頭クラミジアの治療費用

保険診療の場合、診察料、咽頭クラミジアの検査費用で合計3000円前後、調剤薬局での抗生物質代が2000円前後になります。

自由診療での検査や薬の処方もおこなっています。