痛風

痛風の治療・診察

新宿西口にある当院内科では痛風の治療も行っています。

痛風とは関節に炎症を起こして強く痛む病気のことです。

女性患者は痛風患者全体の1%から2%に過ぎず、男性に圧倒的に多い病気です。

30代、40代で発症する男性が数多く報告されています。

正しい治療を受ければ順調に回復して日常生活も問題なくおくれますが、放置したままでいると身体のあらゆる場所に激しい痛みを感じるようになります。

早めに受診することをおすすめします。

 

痛風の原因

痛風は血液中の尿酸値が上昇することで発症します。

血液中の尿酸が過剰になると関節に尿酸の結晶が溜まっていき、尿酸の結晶を白血球が異物として攻撃を開始すると、ある日突然強い炎症を起こしてしまうのです。

尿酸値はプリン体を多く含む食品を摂り過ぎることで高くなります。

プリン体が多いのはレバー、白子、エビ、イワシ、カツオなどですが、食通やお酒をよく飲む人が好みそうな食品であることがわかります。

また、酒類の中ではビールがとくにプリン体を多く含んでいることにも注意しましょう。

 

病例

痛風はある日突然強い痛みに襲われます。30代、40代の働き盛りの男性が発症しやすくなっています。

最初は足の親指あたりの関節が痛みますが、足首や膝の関節などが発作的に痛むようになっていきます。発作の間隔もだんだん短くなっていき、関節を蝕んでいきます。

尿酸値は上昇しても痛風の症状でも出なければ自覚できません。

気がつかないうちにじわじわと尿酸の結晶が観察に溜まっていくのです。

発作後24時間以内に痛みのピークを迎え、3日から4日たてば自然と収まりますが、放置していては次々と違う関節が痛むようになります。

 

検査と診断

痛風が疑われる時にはまず血液検査をします。尿酸値が7mg/dl以上ならば要注意です。

ただ、発作中には尿酸値が下がる傾向にあるので、発作がある程度収束してから検査をします。

尿酸値が高く、ひとつの関節にだけ腫れ・痛み・赤みがあり、痛みのピークが1日以内といった特徴的な諸症状が出ていれば痛風と診断されます。

治療は薬物療法が中心になり、前兆時にコルヒチン、発作時に消炎鎮痛剤、痛みが落ち着いた間欠期に尿酸降下薬と、諸症状にあわせた薬が投与されます。

 

痛風の治療方法

痛風発作時には、痛みをやわらげることを第一に、痛み止めの飲み薬や座薬を使用します。

痛みが治まったら、尿酸値を下げる飲み薬を使用して、定期的に尿酸値の値を調べるため、採血して血液検査します。

 

費用

痛風の治療費は運動療法と食事療法だけですむ軽症ならばあまりかかりません。

薬物療法や尿酸値を測定する検査をおこなった場合も、1回3000円前後の費用になります。

 

痛風発作で痛みがひどいときの対応

痛風発作の際には、痛み止めを使用します。

発作時に、尿酸値を下げる薬を使用すると逆に症状が悪化する場合がありますので、注意が必要です。軽く冷やすと痛みが軽減される場合があります。

 

日常生活の注意点

プリン体が含まれている食事をできるだけ避けるようにしましょう。

特に忙しい方ですと、病院に行く時間がなくて、薬を切らしてしまったり、飲み忘れてしまったりすることがありますので、定期的に治療を継続することが大切になります。