急性胃炎
急性胃炎とは?
急性胃炎は、さまざまな原因で急に発症する「胃粘膜の炎症」の総称です。
原因が数多く存在することから、日常生活の中でも特に身近な症状であると言えます。
一般的には「食事」を原因として発症することが多いのですが、時には医薬品による副作用として急性胃炎を引き起こす可能性もあります。
こうした日常生活の中で起こる急性胃炎は、程度の差はありますが基本的に胃腸薬を服用して安静にする、もしくはただ安静にするだけで数日で回復することが多いです。おそらく、多くの人が経験している病気であります。
ですが、時には重症化することもありますので、決して油断することのできない病気でもあります。
急性胃炎の症状
急性胃炎の自覚症状は、基本的に「胃の不快感」「胃のむかつき」「食欲不振」といった、日常的に起こる胃腸症状です。
「ちょっと胃の調子が良くないな」と自覚したら、多くは急性胃炎によるものであると推測することができます。
しかし、急性胃炎を頻発してしまうと「慢性胃炎」となり、場合によっては吐血を引き起こしたり、激しい胃腸症状を引き起こすこともあります。
後述する「急性胃炎の原因」が日常的に発生する人の場合、慢性胃炎を患いやすくなります。
急性胃炎の原因
急性胃炎の最大の原因として、日常的な食生活やストレスを起因とした「刺激性」の急性胃炎です。
これは、前述の胃を刺激するコーヒーやアルコールの過剰摂取や医薬品による副作用の影響、その他にも日常的なストレスの蓄積によるものやタバコなども影響します。
具体的な原因物質が明らかではない場合でも、生活リズムが乱れることによる悪影響も、急性胃炎の原因となったり、他の要因による急性胃炎の症状を悪化させる原因となることもあります。
ですが、日常生活による胃腸の刺激によるものではない原因で急性胃炎を患うこともあります。その場合、原因として考えられるものは「アレルギー」と「感染症」です。前者は食品によるアレルギーが原因なので、例えば「卵」「牛乳」等が挙げられます。
感染症については、風邪などの比較的日常的な病気を原因として急性胃炎を合併することがあります。
それ以外にも、「腐食性の薬品」を誤飲してしまった場合にも、急性胃炎を引き起こす事があります。
急性胃炎の治療
前述の通り、急性胃炎は自然治癒することが多く、胃腸薬を常備していれば回復も早いと言えます。しかし、急性胃炎を引き起こした原因が日常生活において慢性的に発生する場合だと、再発を繰り返して慢性胃炎に発展する可能性があります。
新宿・西新宿で内科をお探しの場合、当院内科までお気軽に起こしください。症状がさまざまなので常に同じ治療を行うということでもありませんが、
基本的に急性胃炎の原因を判断し、これを取り除きます。
次に、患者さんの症状に合わせた医薬品を処方し、これを服用することで回復に向かうことになります。
症状によっては内視鏡をする、入院を必要とするケースもありますが、軽い症状で治療を開始した場合は医薬品による治療で十分に完治させることができます。
しかし、当面は刺激の強い食品の摂取を避けなければなりません。前述の通り、急性胃炎は個人ごとに発症する症状の程度が異なり、症状が激しい場合は重症化するおそれもあります。
内視鏡(胃カメラ)検査は、消化器内科などの内視鏡設備のあるクリニックや病院でおこなっています。
(当院内科では、内服治療が中心で、内視鏡はおこなっていません)
新宿・西新宿にお勤めの方や、お住まいの方で、胃がむかむかする、胃が痛い、吐き気などの場合、当院内科などへ早めに受診するようにしてください。