膀胱炎
膀胱炎の原因
膀胱は腎臓で作られた尿がある一定量溜まる場所であり、その膀胱に炎症が起きると膀胱炎になります。
膀胱炎は男女比を見ても圧倒的に女性に多く発症します。
その原因の大元が女性の体の構造に起因します。
膀胱に炎症を起こすとされる病原体は、大腸菌、ブドウ球菌、エンテロバクター、稀ではありますが真菌、ウイルスなどといわれます。
中でも最も多いのが大腸菌です。
大腸菌は誰しもが用いる菌であり腸内や肛門、その周囲に存在していますが、女性の尿道口と肛門が近いため尿道に入りやすくなります。
また男性の尿道が18~20cmという長さに対し、女性では3~5cmと短いため、菌が尿道口から入ると男性では尿道で炎症を起こしますが、女性では膀胱までたどり着きやすくなり膀胱で炎症を起こすといった仕組みです。
体の構造上全ての女性に膀胱炎が発症するというものでもなく、炎症を起こす原因に生活素因もあげられます。
一つは清潔を保持できていないことで、特に不潔状態で性行為を行うことで発症するケースもあります。
新宿でも忙しく働く方が多く見られますが、排尿を我慢しがちであったり、ストレスや疲れなどを抱えすぎることや、免疫機能が低下することにより菌を排除する力が不足することでも膀胱炎になることもあります。
当院内科を受診する方でも物理的な原因がなく、こういった生活習慣の乱れが原因となっているケースも少なくありません。
膀胱炎の治療方法
膀胱炎もいくつかの種類に分けられますが、細菌が原因となった膀胱炎ではその菌の種類を特定するための尿検査をはじめとして、菌と共に尿中に浮遊している成分から膀胱や腎臓の機能なども判断していきます。
炎症を抑えるためには細菌を撃退することが必要です。
そのため抗生物質の投与が主な治療となります。
細菌に適合する抗生物質を特定し内服治療へと流れますが、新宿にある当院内科では、患者様の年齢や環境を十分に考慮しながら治療薬を選択し、飲水の重要性や生活習慣において必要なアドバイスなども行っていきます。
薬の効果が1~2日程度で現れ、苦痛な症状がなくなってもそのまま自然に治療終了ということにはなりません。
必ず尿検査において細菌や炎症の有無を確認して、改善が確認されたうえで治療が終了されます。
また抗生物質が効果なかった場合には、薬の変更を行っていきますが、他の病気が背景にないかどうかということもしっかり考慮しながら進めていく必要があります。