新宿駅前にある当院泌尿器科(男性の性病科)では男性の性病の検査・治療を保険診療で実施しています。男性の性病にはさまざまなものがあります。
梅毒、尖形コンジローマ、亀頭包皮炎、クラジミアや淋病による尿道炎などが代表的な疾患です。これらに罹患していることが疑われる症状が出ていれば、保険診療による検査・治療を行うことができるのです。
かゆみや痛み、排尿時の痛み・違和感・膿などがあったら、いずれかの性病の可能性もあるので、気軽にお問い合わせください。
当院での男性の性病の保険診療にかかる費用は3割負担の場合、クラジミアや淋病による尿道炎の診察料+検査料は3000円前後です。また、梅毒は診察料+検査料で2000円前後になります。
亀頭包皮炎は診察料+処方せん料で1100円前後、尖形コンジローマは診察料+液体窒素による治療+処方せん料で2000円前後です。これらの他に調剤薬局で薬代もかかりだいたい1週間分で1000円から2000円です。
ただし、1週間程度で治療が終了する性病はまれで通常何週間かにわたって治療が続くことがほとんどです。
男性の性病は多種多様です。よく見られるのがクラジミア、淋病、尿道炎、梅毒、尖形コンジローマ、亀頭包皮炎などです。それぞれの病気で症状も異なりますし、治療に必要な費用も違ってきます。
いずれの病気であっても、性病を疑うべき症状というものがいくつかあります。排尿時の痛みや膿の分泌、尿道のかゆみや不快感、睾丸の腫れ・痛み、下着への黒い付着物などがあったら早めの受診をおすすめします。
クラジミアはクラジミア・トラコマティスという病原菌を原因とする性感染症です。
男性の場合は尿道や咽頭に寄生します。0.2~0.3ミクロン程度の肉眼では確認できない非常に小さな微生物です。口を使用した性交渉で感染する例が多く見られます。挿入だけではなく、様々な性交渉が感染経路になります。
排尿時の痛み、尿道のかゆみ・不快感などがありますが、症状が出ないこともあります。放置したままだと、精巣上体炎になることもあります。
淋病は淋菌の感染によって起きる病気です。男性の場合はおもに尿道炎を引き起こします。放置したままでいると身体の奥にまで広がって精巣上体炎等を起こすこともあるので、早めの治療が肝心です。
淋病は口を使用した性交渉などで尿道または咽頭に淋菌が寄生することで感染します。行為1回あたりで感染する割合は30%前後と非常に感染力が高いことが特徴です。淋菌による尿道炎は激しい排尿痛を訴えることが多く、比較的早期に治療を始めることも可能です。
しかし、咽頭に感染した場合は自覚症状がほとんどないため大変危険です。
尿道炎はほとんど男性にしか見られない病気です。クラジミア、淋菌、大腸菌などが尿道の粘膜に感染して発症します。口を使用した性交渉で感染した例が多数報告されています。
男性の尿道炎は排尿の際に違和感、痛み、ムズムズ感があることが特徴です。尿道のかゆみ、不快感、ヒリヒリした灼熱感を覚えることもあります。尿道から透明もしくは白色、乳白色の粘液が分泌される例などもありますが、まったく症状が出ないこともあるので要注意です。
かつては性感染症といえば梅毒というぐらいでしたが、抗生物質ペニシリンが発見され、現在では感染拡大等は見られなくなりました。しかし、感染の可能性がゼロになったわけではありません。
梅毒は梅毒トレポネーマという細菌が皮膚や粘膜の見えない微細な傷から侵入して発症します。きっかけは性交渉、とくに口を使用した性交渉は梅毒感染のリスクが高まります。 最初は感染部位にしこりができて潰瘍になりますが痛みもないためあまり気づきません。
しかし、最後には大動脈炎、大動脈瘤にいたる恐ろしい病気なので、早期治療が大事です。
尖形コンジローマはヒト乳頭腫ウイルス6型または11型の感染によって発症します。粘膜どうしがこすれることで小さな傷等から侵入する、まさに性交渉によってうつる病気です。
亀頭包皮炎とは、カンジダまたは大腸菌や黄色ブドウ球菌などが感染して起きる病気です。包茎は細菌がたまりやすく亀頭包皮炎を起こしやすくなっています。
性行為だけではなく、洗いすぎ、こすりすぎ、疲れなどからできた小さな傷を経由して感染します。 その他の雑菌由来の場合は、包皮が赤く腫れ、痛むことが特徴です。どちらの場合にもかゆみを感じることもあります。