膀胱炎の検査は主に尿検査で診断をします。この理由は簡易的で結果がすぐに出ること、患者様に負担をかけないことからです。尿検査には尿定性検査と尿沈渣の2種類があります。尿定性検査とは10分から30分ほどで結果が出る最も簡易的な検査で尿のpHや比重、タンパクやブドウ糖の有無、潜血反応などさまざまな項目を見ています。白血球が陽性の場合は膀胱炎が疑われます。しかし、尿検査で原因菌の種類やいつから発症したかという具体的なことはわかりかねます。もう1つは血液検査です。こちらは膀胱炎であってもさらに腎盂腎炎を発症している可能性がある場合や複雑性膀胱炎の可能性がある場合に行います。
新宿にある当院泌尿器科でもまずは尿検査を行い、膀胱炎かどうかの診断をさせていただきます。しかし、問診をしていく中で前述した腎盂腎炎あるいは複雑性膀胱炎の可能性を否定できない場合には採血も一緒に行わせていただく場合や、総合病院や大学病院へご紹介する場合もありますのでご了承ください。
膀胱炎の疑いがある場合に行うのが尿検査で、新宿にある当院泌尿器科でも必ず尿検査をまず行います。尿を採取する場合には出はじめの最初の尿よりも途中の尿である中間尿のほうがより正確な結果が出るため、中間尿をとることをお願いしております。これは、出はじめの尿にはおりものなどが混入している場合があるからです。診察の際に紙コップをお渡ししますのでそこに尿をとっていただき、結果が出るまでお待ちいただきます。
そのため、新宿にある当院泌尿器科を来院される場合にはある程度膀胱に尿をためた状態で来院していただけると検査をスムーズに進めることが可能ですのでご協力をお願いいたします。
また、女性の方で月経中の場合は月経血が尿に混ざってしまい尿潜血が陽性反応となることがあります。月経中の場合は診察時に必ずお申し出いただきますようご協力をお願いいたします。
膀胱炎の検査は保険診療内で実施することが可能です。そのため、新宿にある当院泌尿器科を来院される際には必ず健康保険証をご持参いただきますよう宜しくお願い致します。
また、膀胱炎検査をする場合には診察を必ず一緒に行うことや、検査の結果膀胱炎と診断された場合にはそのまま治療に移らせていただきます。そのため、診察料や治療に係る費用もかかってしまうことをご了承ください。費用に関しては事務あるいは医師に直接ご相談いただきますよう宜しくお願い致します。